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人工甘味料と腸内フローラ

 人工甘味料には、サッカリン、チクロ、アスパルテーム、スクラロース、アセルファムK(カリウム)、などがあります。スクラロースは砂糖の約600倍の甘さをもつカロリーゼロ甘味料です。

「カロリーゼロ」といわれると魅力的に感じてしまいます。ビールでも発泡酒でも、ジュースでも、ヨーグルトでも、原材料名を確認すると必ず「スクラロース」、「アセルファムK」という成分を目にします。

 私は「スクラロース」、「アセルファムK」よりは、必ず「砂糖」を選んでいます。人工甘味料やその他甘味料に関しては健康や腸内細菌叢への影響がはっきりとわかっていません。砂糖の方が体に対する影響が明らかになっている分、まだましだと思うからです。

 2014年Nature誌にサッカリンやスクラロースの一日許容量をマウスに継続摂取させると、食事で上がった血糖値が下がりにくくなるということが報告されており、大きな波紋が生じています。これら人工甘味料は、腸内細菌叢(腸内フローラ)を変化させることで、糖尿病に対して悪影響を及ぼす可能性があります。

 最近、合成甘味料、天然甘味料、栄養甘味料の腸内細菌叢への影響が研究されています。現状のデータ解析ではサッカリン、スクラロース、ステビア(ステビアは人工甘味料ではありません)だけが、腸内細菌叢の組成に変化を与えるようです。

 どういうことかというと腸内細菌というのは私たちが口から摂り入れたものをエサとして増殖しています。それなので食べるものによって、増える菌が違ってくるということです。例えばオリゴ糖を摂ればビフィズス菌が増えるように。うまいこと善玉菌が増えてくれればよいのですが、そうはいかないようです。

 特定の細菌が増えれば腸内細菌叢も変わってきます。そすすると健康にも影響を与えるということです。これがよい影響なのか、悪い影響なのかということも、わかるのはかなり先のことでしょう。ですから明らかになっている、昔から使用している甘味料をするほうがベターだと私は考えています。

 当店の健康食品でも、人工甘味料は使用いたしておりません。